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バタフライ・メィデン

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子ども兵士のお話

夜の風が、少し秋を感じさせてくれるようになりました。
賀茂川を渡る秋めいた風を感じながら、昨夜は京都で「子ども兵士」のお話を伺ってきました。
そのお話は、とても胸の痛む、でも未来を信じていいのだと教えてくれた、アフリカの子ども達のお話です。

世界に30万人以上の「子ども兵士」がいるということを、私は昨夜初めて知りました。
目に見えない兵士達。 彼らのほとんどは誘拐拉致された後、正式に訓練されることもなく、小型武器をもたされ、前線に送り込まれるそうです。運良くケア施設に保護された子供達は心身ともに深く傷ついており、完全にトラウマを克服して施設を出られる子どもは多くないそうです。

日本は安全に生活できる数少ない国のひとつ。
経済的にも恵まれています。
世界にはアフリカやアジアの地域の一部では戦争がまだ起きています。たった今この瞬間にも。
戦争被害者の7割が力の弱い女性や子ども達だそうです。

「この事実を知ってほしい、自分に出来る事を行動してほしい、周りにこの現実を伝えてほしい。」
お話をされたNGO法人テラ・ルネッサンスの鬼丸さんはこうおっしゃっていました。

心の中の神聖なハートに平和をもたらすことが、自分にできる平和への最初の一歩ではないかと、私は思いました。
戦争を批判するのは、戦争に加担することに繋がります。自分自身の意識を「争い」から「平和」へとシフトさせること。そのハートの想いは家族や友人という自分の周りの人間関係にまず影響を及ぼし、地域社会から国レベルへと広がってゆくのではないでしょうか。広がってゆくのは「争い」ではなく「平和」です。私たち自身が選ぶ未来の姿は、子ども達が安全に愛を分かち合える平和な世界であって欲しいと、心から祈ります。

ビデオに写っていた元子ども兵士たちの瞳は、深い深い闇を知る人の瞳でした。しかし笑顔を見せてくれた時の瞳はとても真っすぐで純粋な光が輝いていました。
ウガンダの元少女兵士は、胸に父の無い幼子を抱きながら、画面の向こうからこう語っていました。
「私は決めました。
私は豊かに、幸せになることを、祈ります。
私たちには未来を選ぶ力があるのです。」

NGO法人 テラ・ルネッサンス 

自分が出来る平和へのこんな活動もあります。
ほっとけない世界のまずしさキャンペーン

戦後60年。唯一の被爆国である日本だから出来る平和への祈り。
世界に無関心ではいられないと思いました。

私は明日から故郷、松山に帰ります。
新しくご縁が生まれたMUKTIさんがワークショップをコーディネートしてくださっています。故郷、松山の皆さん、19、20日にお会いしましょうね。愛ある神聖なハートを開いて、自分自身の呼吸と意識に繋がるワーク、私にできる愛と平和の一歩を皆さんと分かち合えるのを、とても楽しみにしています。
by momo_yukari | 2005-08-18 03:24 | ワークショップ&イヴェント