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バタフライ・メィデン

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デボラとのエサレンな5日間

デボラ・アン・メドウ。~Deborah Ann Medow
エサレンで36年の経験を持つ、私のエサレン認定コースの先生です。
花巻と山梨のワークショップを終えて、先週デボラが大阪に来てくれました。プライベートセッションをする為の5日間の滞在です。

新大阪に迎えにゆくと、のぞみの車両の扉からデボラが出てきました。 デボラ独特の良い香りとカーリーヘアにサンダル。 1年半ぶりの再会です。おもいっきり歓迎のハグ。

オーガニック・ベジタリアンのデボラは栄養学の先生でもあり、食事にはかなり気をつかいました。農家から旬のオーガニック野菜を取り寄せ調理し、外でするお食事もオーガニック・レストラン。 有機栽培のお野菜って本当においしいんですよね。一番驚いたのはキャベツ。キャベツってものすごく虫がつくのですね。でもよく言われてる「虫が食べる程おいしい」というのは本当でした、とても緑の味が濃くって、生でも炊いても野菜独特の甘味がおいしいのです。
デボラは蓮根を「ロータス・ルーツ」と言って好んで食べてくれました。そして白あえも。お豆腐とごまのペーストが面白かったみたいで、日本の味を少し気に入ったようです。

セッションは2日間、彼女はセッションの途中、終わり頃に時々、歌を歌いました。
「歌を歌ったのは本当に久しぶりよ、momo」
エサレンを受けていると赤ちゃんに戻ったような気分になる方が多いのですが、それにデボラの子守唄が加えられると、とても深い安心感と充足感が広がってくるのですね。彼女の歌はネイティブ・インディアンの子守唄。エサレン・プラクティショナーは時々こう言う風に歌を歌ってくれる時があります。
「momo,あなたもクライアントさんに歌を歌ってあげてね」とデボラから勧められました。

そんなこともあり、実は昨日セッション中に歌を歌いました。
サンフランシスコから大阪に戻って来られている高野ひろこさん〜豊穣の女神〜が私のエサレンを受けに来て下さったのです。昨日はひろこさんのお誕生日。セッションの最後にハッピーバースディを歌いました。新しい人生、新しい道に祝福を。彼女はセッション後に「生まれ変わったみたい!」と笑顔。ああ、こんな時なのですよね、プラクティショナーになって良かったと思える瞬間。

音楽。
これはとても重要な要素のひとつだと今回も改めて感じました。
バックにかける音楽の好みが似ていたのも面白いなぁと思いました。
エサレンに滞在していた頃、デボラの持っているCDと私が日本から持って行ったCDに同じものが数枚。 音楽に乗ってセッションすると、まるでダンスを踊っているかの様な気分になる時が時々あります。彼女と私の共通のお気に入りはアヌガマの「シャーマニック・ドリーム」。とても瞑想的で深い響き、このCDの音はセッションを邪魔しないどころか精神の深い境地に届いてくれるようです。

デボラは、毎朝45分走るランナーです。
家の近所には淀川の堤防沿いに超度良いランニングコースがあり、彼女はまだ私が眠っている間に毎朝、走りにでかけました。汗だらけになって帰ってくるのですが、帰ってきた彼女の顔はとても輝いてます。
「ランニングは私をグラウンディングさせてくれるのよ」
体をケアする意味もあり、ほとんどのエサレン(R)プラクティショナーは何かのセルフケアをしています。ヨガや太極拳、ダンスなど。そして瞑想や呼吸も基本的なもののひとつです。
私は軽くストレッチやヨガ、そして瞑想はかかせません。

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1日オフを作り、京都に観光にでかけました。
八坂神社に清水寺。
日本が初めてのデボラには京都はとても魅力的だったようです。参道に繋がる様々な日本的なお店の一軒一軒を見て回り、たくさんのお土産を買っていました。
ちょうど彼女の上のお嬢さんに2日前にお子さんが生まれたそうです。デボラはおばあちゃん!?
その孫の為に子供用の着物を買っていました。
そして、デボラがずっと気にしていたのは14歳の下のお嬢さん、ジュヌビエーブへのお土産。
「クールで日本的なものを買って来て」と頼まれてたらしく何を選ぶかかなり迷ってました。
わたしのはいているパンツを見ては「momo これかっこいいね、どこで買ったの?」 『これは神戸というファッションの町なの。今回ここには行かないのよデボラ』というととても残念がってました。次来た時には神戸も案内しよう!
写真はデボラと私が八坂神社を歩いているところです。
アメリカ人にしては小さい彼女。でも実物は大きく見えるのですよね。彼女の存在感が大きいのですね。

最後の日に関西空港まで車で送りました。途中空港へと渡る長い橋を走っているとサンフランシスコのベイブリッジを車で走ったことを思い出しました。
車の中で彼女は最後の日本語レッスン
「おはよう」「ありがとう」「こんにちは」「おやすみ」「おんな」「おとこ」「こども」「好き」
なかなか上手にしゃべってましたよ。
空港でチェックインした後、二人とも妙にメランコリックになって、ウルウルと涙ぐんでいました。なんだか年上の姉を見送る気分。

5日間、デボラを迎えた日々はまるで共同生活でした。時々ストレスを抱えたり、思いっきり笑ったり、自分の状況を話し合ったり。
国が違っても、自分の心に正直にオープンでいると、心は通じ合えるんだって実感。

デボラに会いに来て下さった、みなさん、ありがとうございました。
デボラは会った方みなさんのお名前をノートにつけていました。
そしてまた、日本に帰って来たいと言っていました。

デボラ・アン・メドウ。
私のティーチャー、友達、心の姉妹。
また近いうちに彼女に会える気がします。
by momo_yukari | 2005-05-03 09:56 | ビューティフル・ピープル