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バタフライ・メィデン

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KARAの蝶

私が独り立ちを決めた時、襲ってきた大きな不安。
それは自分の心の中にあった自信の欠如。
経済的に自立できるのか?  ヒーラーとして通用するのか?
昨年来から時々私を襲っていた、その訳の分からない不安の正体を見つけました。
それは自分の能力を全面的に信用していないところから来ていたようです。

その正体を見極めた以上、その不信を自分に許しておくわけにはいかない、今ある能力の限界を超えることを自分自身に許そう、制限を設けることを辞めようと決心しました。何度も不安に襲われながら、その度に「大丈夫、出来るんだ」と自分自身の心に喝を入れ、自分への不信を払拭していました。それは一回限りのものではなく、何度も何度も自分を信頼してゆく作業を心の中で、瞑想の中で繰り返し行っていました。
「私は自由なのだ!」と実感したその時、大空に羽ばたく青い蝶が再び私の前に現れました。その蝶は空高く舞い、宇宙の果てまで、源に帰り着くまでの旅を重ねてゆきます。

昨年の春先、ヒーリング活動をする時のネーミングを考えていた頃、「カーラ」という音が、心の中か、頭の中か分かりませんが、音が響きました。

そんな事をぼんやりと考えていた時、吉野の山を満開の桜を眺めながらご一緒していた長屋和哉さん
「ヒーリングする時の名前をカーラにしようと思うの。たしかカーラって女神様の名前よね? ほら、ホワイトカーラとかグリーンカーラって女神様がいらっしゃるでしょう? 私のは何色かなぁ?」
などと冗談めかして言うと、
「momoさん、それはねターラだよ。チベット仏教のターラ菩薩だよ」とにべもなく修正されました。女神様には程遠いのね、とがっくりしていた私に気づかないのか更に彼はこう続けます。
「カーラって言うのはね、サンスクリット語で『時』という意味だよ。『時輪』という意味もあるよ。ダライラマ法王が施される儀式のひとつに『カーラチャクラ・タントラ』というのがあってね、これは『大時輪』と呼ばれる究極のイニシエーションなんだよ。」と教えてくれました。
その言葉を聞いた刹那、一匹の蝶がひらひらと時空を超えて飛んでいるヴィジョンが一瞬見えました。まだ頼りなさ気に、風にあおられそうになりながら、飛ぶ青い蝶。今になって分かりますが、それはKARAの蝶だったのでしょう。
それ以来、私がヒーリング活動をする時のネーミングは「KARA」となりました。

この2月に転居独立し、一昨日の3月5日にご縁のある方々がお集りくださいました。幹事さんはソプラノの相澤淳子さん。遠く出雲からは女神サミットの武田万里子さんご一家が女神様をお連れ下さいました。丁度神戸で個展をされていたサンフランシスコの西田マコさんも駆け付けて下さいました。語り、歌い、踊り、分かち合い、暖かなハート達が寛ぎながら、楽しんでくださったようです。
私は皆さんが楽しんでいる姿を見るのがとても好きです。
ひとつのハートが喜ぶと、それが次々と伝わってゆく。小さな煌めきがキラリと瞬き、尾を引いたように光が飛び出してゆく、すると次のハートがキラリと輝き出す。そして次へ、更に次へ、次々と光の煌めきが伝わってゆくのですね。すると光の渦がクルクルと回り始めます。小さなサークルが渦を巻いて無限のループとなってゆくのです。光のループです。
私は集まってくださった方々のエネルギーの中に、その光の渦を観ていた様に思います。美しい光。ひとり一人のスピリットが自らが輝く純粋な光、私たちは光の存在なのだと、パーティの中で感じていました。

今このブログを書いているこの瞬間に、私にはどこかで喜んでいる誰かの笑い声が響いています。そして同時に哀しみの涙を堪えている深い闇に閉ざされた心の声も響いてきます。
私には誰か第三者の方の人生に介入することは出来ません。ただ私はこのKARAとご縁が出来た方のボディとハートとスピリットが喜びに目覚めてゆくのに立ち会わせていただくだけです。私がこれまでに培ってきたヒーリング・メソッドのエサレン(R)マッサージ、レイキ、ヒプノセラピー、瞑想。これらのツールを頂いた私が行えるのは「共にあること」「分かち合うこと」「気づき合うこと」「伝えてゆくこと」です。様々な気づきを得て、自分の望む人生を手に入れる為のサポートを最大限に行わせていただくのが私の役目です。

制限を超えてゆくことは可能です。人は自分の人生を信頼した時、どれほど自分が満たされていたのかを知るのです。今までずっと探して続けていた足りないものが、実はずっと自分の掌中にあったことを知るのです。それを知る時、心の深いところから「ありがとうございます」が浮かび上がり、言葉にすると更に深い安心感が広がってゆきます。「私は満たされている」という感謝の思い。

KARAの蝶が昨年の春よりも少し高い空を飛んでいます。時々、お月様や太陽や銀河の内側を飛んでいます。今年は銀河圏内を自信を持って飛ぶことができるようになるでしょう。そして出来うれば銀河のあちら側まで探訪できるようになりたいと思っています。その為に私が出来ることは目の前にある物事を無心に行うだけです。
私は今自分の中にある蝶の女神が、永い眠りから目覚めていくのを感じています。何度も変容を繰り返し、成長しつづけ、時空を超えて翔ぶ蝶。さて、これからどんな蝶が飛んでゆくのか、どこまで飛んでゆけるのか観てゆこうとワクワクしてます。

ありがとうございます。
皆様の体も心も魂も、愛と希望と喜びに満たされますように、心から願っています。
by momo_yukari | 2005-03-07 20:42 | ビューティフル・ピープル